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執筆者の写真ULSJ

富士山保全協力金(入山料)富士ヒノキ木札

富士山では安全対策等として、登山者からの通行料と協力金の納付者に木札を配布しております。

この木札は富士山南麓で生産されたブランド材「富士ヒノキ」をレーザー加工機を使用して、彫刻と切断を組み合わせて製作されています。


レーザー加工機のレーザー光源の種類はいくつかありますが、ダイオードタイプのレーザー光源は低出力のため、数ミリ厚の木材を一度で切断することができず、複数回同じ場所を連続加工する必要があります。

そのため、彫刻面と切断面は黒く炭化して加工のクォリティーが低下し、加工時間も大幅に長くなるため、大量生産には不向きです。


ガラス管タイプの水冷式レーザー光源は当社と同様の加工が可能ですが、20分程度のフル加工を実施するとオーバーヒートを起こしてしまい、徐々に出力が低下して切断ができなくなります。

そのため、ガラス管を冷却させるために加工を長時間停止させる必要があり、安定した出力での大量生産は困難です。


ユニバーサルレーザシステムズ社のオリジナル自社設計・製造のアルミニウム製レーザー発振器から出力されるレーザー光は長時間の連続加工でも安定した出力を保つことができるため、数時間フル稼働させても通常加工が可能です。


本年度も富士山保全協力金の富士ヒノキ木札はユニバーサルレーザシステムズ社製のレーザー加工機を複数台使用して製作がされております。


安定した大量生産レーザー加工に定評をいただき、7万個程の大量木札を安定して製作をすることができます。




※晴天時は日本事務所の横浜ランドマークタワーから富士山が見えます。

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